OTC 痛み止めの種類

痛み止めの違いって??

 

いわゆる、OTC医薬品で売られている痛み止めでの違いについて説明したいと思います。例えば、イブとかロキソニンとかノーシンとかバファリンとかですね。

薬剤師の私から言わせると、市販で購入できる痛み止めといえば、大まかにみて4種類です。いろいろな商品がありますが、成分で考えると大体4種類くらいです。

OTC医薬品の多くは、いろいろな薬が組み合わされていることが多いのですが、主要成分はそこまで多くありません。

  1. ロキソプロフェン
  2. イブプロフェン
  3. アセトアミノフェン
  4. アスピリン

他にもあると思いますが、上記の成分を押さえれば大丈夫です。

ロキソプロフェン

ロキソニンS錠として売られている超有名医薬品です。鎮痛効果と胃腸障害への副作用のバランスが良いといわれている薬です。この薬には、鎮痛以外にも解熱作用や抗炎症作用があることが有名です。また、頻尿に対しても一時的な効果があります。4種類の医薬品ではイブプロフェンとほとんど同じです。気休め程度ですが、胃腸への負担が軽いかなと思われます。効果のわりに値段が高いなーと思います。下記に当てはまる方はおすすめしたいです。

  • 鎮痛効果を期待している。
  • 抗炎症作用を期待している。
  • 解熱作用を期待している。
  • 高くてもよい。

 一類医薬品ですので購入するには薬剤師がいなければ購入できません。

費用対効果の悪い薬ですねー。

イブプロフェン

ロキソプロフェンとほぼ同様の効果を期待できる薬です。特にこだわりがなければイブプロフェンを使用することをお勧めしたいです。ロキソプロフェンより胃腸にやさしくないかもしれませんが、わずかな差でしかありません下記に当てはまる方はおすすめしたいです。

  • 鎮痛効果を期待している。
  • 抗炎症作用を期待している。
  • 解熱作用を期待している。

炎症のある痛みであればおすすめしたい医薬品です。

アセトアミノフェン

アセトアミノフェンは、ロキソニンイブプロフェンとは作用機序が異なる医薬品です。用量にもよりますが、ロキソプロフェンやイブプロフェンより高い鎮痛効果が期待できます。逆に抗炎症作用はありません。また、胃への負担が少ないことも特徴です。ほかに、腎臓が悪い方でも比較的使いやすい特徴があります。高容量を使用する方は肝臓に負担がかかるため注意が必要です。下記に当てはまる方にお勧めしたいです。

  • 鎮痛効果を期待している。
  • 解熱作用を期待している。
  • 胃腸が弱い
  • 腎臓が悪い。

痛みだけであれば、一番お勧めしたい医薬品です。

アスピリン

鎮痛効果はあまり高くないと思われます。また胃腸への負担も大きい医薬品です。個人的には選択に値しない医薬品です。むしろアスピリン配合の医薬品は避けたほうが良いと思います。ただし、昔から使用していて、よく効くという方にはよいのかもしれません。下記の方にお勧めしたいです。

初めて痛み止めを購入する際はこの薬は選択してほしくないです。

 

<まとめ>